Lecture 17Codexへの依頼の仕方
AIに伝わりやすい依頼文の作り方を学びます。
Codexへの依頼は、料理の注文に似ています。 「いい感じに」だけでは、味も量も予算も伝わりません。目的・状況・条件・確認方法を添えるだけで、AIはかなり動きやすくなります。
このレクチャーのゴールは、長い文章を書くことではありません。 Codexが迷わないように、必要な情報を短くそろえて渡せるようになることです。
1悪い依頼は判断材料が少ない
「講座ページをいい感じに作って」でも、Codexは何かを作れます。 ただし、誰向けなのか、どんな画面なのか、どこまで確認すべきなのかが曖昧です。
- 対象者がわからない。
- 完成形のイメージが共有されていない。
- 守るべき制約がない。
- 最後に何を確認すれば完了かが決まっていない。
2良い依頼に入れる5つの情報
依頼文は、次の5つに分けると作りやすくなります。 すべてを長く書く必要はなく、1行ずつでも十分です。
- 目的:何のために作るのか。
- 現在の状況:今どこまでできているのか。
- やってほしいこと:今回Codexに任せたい作業。
- 守ってほしい条件:使う技術、文体、触ってよい範囲。
- 確認方法:ビルド、表示確認、差分確認など。

3そのまま使える依頼テンプレート
迷ったら、次の形でCodexに渡してみましょう。 箇条書きで十分です。
依頼文テンプレート
目的:初心者向けの講座ページを作りたいです。
現在の状況:ページ枠だけあり、本文と図解が未実装です。
やってほしいこと:本文、図解、演習、チェックリストを追加してください。
条件:非エンジニアにもわかる簡潔な日本語にしてください。
確認:最後にlintとbuildを実行してください。
4悪い依頼と良い依頼を比べる
依頼文の違いは、完成物の違いにそのまま出ます。 悪い依頼は短いこと自体が問題なのではなく、判断材料が足りないことが問題です。
悪い依頼例
「ログイン画面をいい感じに直してください」
良い依頼例
「非エンジニア向け講座アプリのログイン画面を直したいです。 現在は説明が長く、スマホでボタンが下に埋もれます。 app配下のログイン関連ページだけを対象に、文言を短くし、主要ボタンが最初の画面に入るよう調整してください。 Tailwindのユーティリティクラスだけを使い、最後にlintとスマホ幅の表示確認をしてください」
- 対象:どのアプリ、どの画面か。
- 問題:何が困っているのか。
- 範囲:どこを触ってよいか。
- 条件:守る技術や文体は何か。
- 確認:何をもって完了とするか。
依頼文を1つ作る
自分が作りたい小さな機能を1つ選び、 「目的・現在の状況・やってほしいこと・条件・確認方法」の5行でCodexへの依頼文を書いてみましょう。
5理解確認チェックリスト
- 目的と条件を分けて伝えられる。
- いい感じにだけでは判断材料が足りないと説明できる。
- 悪い依頼を、対象・問題・範囲・条件・確認が入った依頼へ書き換えられる。
- 完了後の確認までCodexに依頼できる。