Lecture 03準備 — 第 1

Lecture 03GitHubアカウントを作成する

コードをクラウドに保存し、公開や共同作業に使うGitHubを準備します。

読了の目安 約 6 分図解 準備中難易度

前のレクチャーで作った「変更履歴」は、まだ あなたのパソコンの中だけ にあります。 パソコンが壊れたら全部消えますし、別の場所から続きの作業もできません。 そこで登場するのが GitHub です。 GitHubは、あなたのコードと履歴を クラウドに保存してくれる場所 です。

このレクチャーでは、GitとGitHubの違いを整理し、 GitHubのアカウントを作成します。 後のレクチャーで Vercel というサービスにつないでWeb Appを公開する際の、 いちばん大事な土台になります。

1GitとGitHubはどう違う?

似た名前で混乱しやすいですが、役割はまったく別物です。

  • Git(道具):あなたのパソコンの中で、変更履歴を保存する 仕組み。 ふだんは画面に出てこない、裏で動く録画機のような存在。
  • GitHub(場所):Gitの履歴ごと、コードを クラウドに置ける場所。 Web上のページとして表示・共有・バックアップができる。

Word に対する Google ドキュメント、メモ帳に対する Notion、と並べてみると分かりやすいです。 Gitが 手元のツール で、GitHubが クラウドのサービス。 このペアで、「変更履歴を残しつつ、どこからでもアクセスできる」状態が初めて完成します。

Figure 3.1PC → GitHub → Vercel → 公開Web Appの流れ
自分のPCからGitHubへコードを保存し、Vercelが自動で公開Web Appへ反映する流れの図

2どうしてVercelとGitHubはセットで使われるのか

AI開発でWeb Appを公開するとき、もっとも一般的な道のりが「GitHubにコードを置く → Vercelが自動で公開する」 という流れです。 Vercelは、GitHub上のコードを読み取って、変更があれば 自動でWeb Appをビルドし直し、URLで公開してくれます。

つまり、GitHubを 中継地点 として使うことで、 自分のパソコンと公開後のサイトを、糸電話のようにつなぐイメージです。 このレクチャーで作るアカウントは、Vercel編(Lecture 14)にもそのまま使います。

Tip

ユーザー名は「仕事で使っても恥ずかしくない名前」を

GitHubのユーザー名は、公開URL(github.com/your-name)や、 将来コラボするときの呼び名として表に出ます。 ニックネームよりも、メールやSNSと揃えやすい シンプルな英数字 をおすすめします。 あとから変更もできますが、リンクが切れることがあるので、最初に決められるとベストです。

3公式リソース

4アカウント作成の手順

  1. 上のリンクから GitHub公式サイト または アカウント作成ページ を開きます。
  2. メールアドレス を入力します。仕事や長く使えるアドレスがおすすめです。
  3. パスワード を作成します。15文字以上、または8文字以上+数字と小文字、が条件です。
  4. ユーザー名 を決めます(公開URLになるので、英数字でシンプルに)。
  5. ロボットでないことを確認するパズルや認証を済ませます。
  6. 登録したメールに届く 認証コード を入力して、メール認証を完了させます。
  7. ログインできることを確認し、右上のアイコンから プロフィール画面 を開いて、自分のページが表示されることを確認します。
Note

「Free プラン」を選んで問題ありません

最初は Free(無料)プラン で十分です。 個人開発に必要な機能はFreeに揃っており、Vercelとの連携にも追加の費用は発生しません。 あとから必要に応じて有料プランへ切り替えられます。

5Cloneは「GitHubからPCにコピーする」こと

講義中に出てくる Clone(クローン)は、 GitHub上にあるコード一式を 自分のパソコンへ持ってくる操作 です。 ダウンロードに似ていますが、Gitの履歴も一緒に持ってくる点が違います。

Cloneしたフォルダは、ただのコピーではなく「GitHubとつながった作業フォルダ」です。 その中で変更し、commitして、pushすると、変更内容をGitHubへ戻せます。

Tip

ハンズオンではURLを置き換えて使う

実際のリポジトリURLは講師から共有されます。 Codex Appには、次のように依頼すれば十分です。
「このリポジトリURLをCloneして、pnpm installとpnpm devで起動してください。 エラーが出たら初心者向けに原因を説明してください」

  1. GitHubのリポジトリページで Code ボタンを押し、HTTPSのURLをコピーする。
  2. Codex Appで作業用フォルダを開き、Cloneを依頼する。
  3. Clone後に作られたプロジェクトフォルダをCodex Appで開く。
  4. pnpm installpnpm dev の順で起動する。

6覚えておきたいこと

  • Gitは 手元の道具、GitHubは クラウドの場所
  • GitHubはコードのバックアップであり、共同作業や公開の 中継地点
  • Cloneは、GitHub上のリポジトリを履歴ごと自分のPCへ持ってくる操作。
  • Vercelなどの公開サービスは、GitHub上のコードを読み取って動く。
やってみよう · Exercise

自分のGitHubアカウントを、Codexに紹介してもらう

アカウント作成が終わったら、Codex Appに次の依頼を投げてみましょう。 自分のアカウントの状態を、初心者にも分かる形で整理してもらえます。

  1. 「私のGitHubユーザー名は your-name です。https://github.com/your-name を開いて、 いま公開されているプロフィールに何が表示されているか初心者向けに説明してください」
  2. 「次のレクチャーで、このGitHubアカウントを使ってコードをクラウドに保存します。 そのために事前に確認しておくべきことを3つ挙げてください」
進捗にチェックをつける

7理解確認チェックリスト

  • GitとGitHubの違いを、自分の言葉で説明できる。
  • GitHubのアカウントを作成し、自分のプロフィール画面を開ける。
  • Cloneが「GitHubからPCへコードを持ってくること」だと説明できる。
  • Vercelなどの公開サービスがGitHubと連携するイメージを持てる。
End of Lecture 03