Lecture 19Codex Appを利用した開発の基本 — 第 4

Lecture 19Contextコントロール

AIの会話コンテキストを管理し、作業品質を保つ方法を学びます。

読了の目安 約 6 分図解 準備中難易度

Codexは、会話や読んだファイルを材料にして作業します。 この材料のまとまりをコンテキストと呼びます。 材料が増えすぎると、古い話と新しい話が混ざりやすくなります。

コンテキスト管理は、AI開発の整理整頓です。 目安として使用量が40%以上になってきたら、作業をまとめて新しいセッションへ移る準備をしましょう。 40%は厳密な制限ではなく、「そろそろ整理する」ための黄色信号です。

1長い会話は便利だが重くなる

1つの会話に何でも詰め込むと、最初は楽です。 しかし、要件変更、デバッグ、別機能の相談が混ざると、Codexがどの情報を優先すべきか迷いやすくなります。

  • 昔の要件をまだ正しいものとして扱ってしまう。
  • 今の作業に関係ないファイルまで気にしてしまう。
  • 説明が長くなり、依頼の焦点がぼやける。

2切り替えの目安

セッションを変えるタイミングは、作業の区切りで考えるとわかりやすいです。

  1. 要件定義が終わり、実装に入るとき。
  2. 大きな機能が完成し、別の機能へ移るとき。
  3. デバッグが長引き、会話が複雑になったとき。
  4. コンテキスト使用量が40%を超えてきたとき。
Figure 19.1長い会話をMarkdownにまとめて新しいセッションへ渡す
長い会話をrequirements、plan、progressに要約し、新しいセッションへ引き継ぐ流れ

3引き継ぎメモを残す

新しいセッションへ移る前に、Codexへ次のように依頼します。

Tip

セッション移行前の依頼

次のセッションに引き継ぐため、現在の要件、実装計画、進捗、未解決事項をMarkdownでまとめてください。 初めて読む人でも続きから作業できる粒度にしてください。

可能なら、引き継ぎ先を3つのMarkdownに分けます。requirements.md は要件、plan.md は作業計画、progress.md は完了状況と次にやることです。 次のセッションでは、この3つを読ませてから作業を再開します。

やってみよう · Exercise

今の会話を引き継ぎメモにする

長くなった作業があれば、Codexに要約を作ってもらいましょう。 「次に何をすればよいか」まで書かれていれば、次のセッションで迷いにくくなります。

依頼文を試す

4理解確認チェックリスト

  • コンテキストはAIが作業に使う材料だと説明できる。
  • 40%以上を目安に新しいセッションを検討できる。
  • セッション移行前にMarkdownで引き継ぎを残せる。
End of Lecture 19